こんにちはhanaです。
みなさんは不調を感じていますでしょうか。
”疲れがとれない”、”眠れない”など、薬や病院に行くほどでもないけど、何となく調子が悪いと感じている方は多いのではないでしょうか。
そんな「なんとなく不調」には、実はフィトテラピーがとても効果的なんです。
今回は、「なんとなく不調」の原因と改善方法をご紹介します。
「なんとなく不調」を改善して、毎日ハッピーに過ごしましょう!
なんとなく不調は約8割の方が感じている!
2021年12月、株式会社ツムラが20代~40代の男女1,800人を対象に、日常生活の中で「心身の調子がなんとなく悪い」と感じる「なんとなく不調」を感じるか調査を行っています。
その結果、なんと77.1%の方々が「なんとなく不調」を感じると回答していたそうです。
思っていた以上に不調を感じている方が多く、とても驚きました。
また、「なんとなく不調」を感じる方々の具体的な症状のランキングは以下の通りで、約半数の方が体の疲れやコリ、痛みを感じているそうです。
1位 疲れ・だるさ 54.3%
2位 目の疲れ 48.0%
3位 肩こり 47.9%
4位 頭痛 45.9%
5位 イライラ感 38.5%
6位 寝つきにくい・目覚めが悪い 37.0%
7位 不安感 36.3%
8位 憂うつ 32.3%
9位 腰痛 28.4%
10位 肌荒れ・しみ 2%
特に1位の”疲れ・だるさ”や、”イライラ感”などの心に関する不調は、明確な症状があるわけではないため、放置してしまう方が多いのではないでしょうか。
このような「なんとなく不調」を我慢していると、パフォーマンスの低下や病気のもとになる可能性もありますし、なにより、不調のない健康的な生活を送れれば、日々の生活が明るく豊かになると思います。
「なんとなく不調」を我慢せず、日々適切な対処をして不調のない日常を送りましょう。
なんとなく不調と自律神経の関係
「なんとなく不調」のほとんどは、体温調節やカラダの基本的な調節を担う「自律神経」が影響しています。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つの神経系で構成されており、内臓機能の調整や内臓からの情報を中枢神経に伝える役割を担っています。
それは自律神経が、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫など、私たちが生きていく上で欠かせない機能を管理しているということになります。
例えば、朝の目覚めとともに日中は交感神経が優位に、夕方になると副交感神経が優位となり、それぞれがバランスを保つことで「昼は活動し夜は眠る」というリズムが生まれています。
しかし、人間関係・職場や住環境の変化・昼夜が逆転した生活・急激な寒暖差などのストレスで、交感神経・副交感神経のどちらか一方が高い状態が続いたり切り替えがうまくいかなくなると、自律神経が乱れ、「心身の不調」として現れるようになります。
日々の「なんとなく不調」は、実は自律神経からのヘルプサインなのです。
自律神経を整えるセルフケア
自律神経を整えるポイントは、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替わりをスムーズにすることです。
交感神経と副交感神経のスイッチの切り替わりをスムーズにするための、生活の中で簡単に実践ができるセルフケアを紹介します。
朝と夜の切り替えを意識する
人間は本来、朝日とともに起き、夕暮れとともに寝る生活を送っていました。
しかし、現代社会では夜でも明るく、パソコンやスマートフォンの普及により寝る前まで交感神経が働き続け、リラックスした状態で眠りにつくことができなくなっています。
このような状態が続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、不調が生じてしまいます。
朝起きたときに日光を浴び、夜寝る前は部屋の明かりを暗くし、リラックスしてから寝ることで、体内時計がリセットされ、自律神経を整えることができます。
腸内環境を整える
腸は「第二の脳」といわれ、不安や緊張といったストレスは腸の動きに大きく影響しますが、逆に、腸の動きや腸内環境が悪くなると脳(自律神経)に悪影響をおよぼしてしまいます。
そのため、水分、食物繊維、発酵食品などを積極的に摂ったり、適度な運動を行い、腸内環境を整える生活を意識しましょう。
お風呂に浸かる
湯船に浸かると血流が良くなり、交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズになり、自律神経を整えることができます。
湯船につかる時間がない方は、ホットタオルで首を温めるだけでも十分効果的です。
笑顔で過ごす
口角を上げると、顔の筋肉がほぐれてリラックス状態になれます。
そのため、交感神経が優位になっているタイミングで笑うことで自律神経を整えることができます。
また、普段から趣味を楽しんだり、友人やペットと遊ぶなど、笑顔でいられることを意識的に行うことも不調の改善に効果的です。
フィトテラピーは自律神経の乱れに効果的
植物には気持ちを高めたり、心をリラックスさせるなど、多岐にわたる効果があります。
そのため、植物の力を上手く取り入れることで、交感神経と副交感神経をコントロールし、より効果的に自律神経を整えることができます。
アロマは即効性が高い
アロマオイルに含まれる芳香成分は鼻を通り、電気信号に置き換えられ、すぐ脳(自律神経)へ伝わります。
香りをは意識とは無関係に本能に働きかけてくれるので、簡単に交感神経と副交感神経を切り替えることができます。
朝起きたら気分をシャキッとさせてくれるアロマ、夜はリラックス効果の高いアロマを使用することで、自律神経を整えることができます。
アロマオイルの効能について知りたい方は、以下の記事をぜひ見てください。
ハーブティーは有効成分が体の中から整えてくれる
ハーブティーは消化器官を通して植物の有効成分を吸収することができます。
日々の飲み物をハーブティーに置き換えるだけで、自律神経が乱れることを防ぎ、不調が起こらない体へ導いてくれます。
また、ハーブティーにも香りがあるので、リフレッシュ・リラックス効果を感じることができます。
おわりに
今回は、「なんとなく不調」の原因と改善方法をご紹介しました。
不調を感じたらなるべく早く対処することがとても大切です。
フィトテラピーを身につけ、不調に対してセルフケアができるようになりましょう。