フィトテラピー入門

アロマっていくらで買える?精油を価格相場ごとに紹介

こんにちはhana(@hanalifeblog)です。

アロマオイルは百円ショップで売られているものから、1万円を超えるものまで幅広く販売されていますが、この値段の違いは何なのかご存知でしょうか。

アロマオイルの相場や値段を決めるポイントを知ることで、自分の欲しいアロマオイルを正しく選ぶことができます。

今回はアロマオイルの値段を決めるポイントや価格相場ごとに代表的なアロマオイルを紹介します。

ぜひアロマオイル選びの参考にしてください。

アロマオイルの値段を決めるポイントとは?

100%天然の精油であるか

市場には様々な種類のアロマオイルが販売されていますが、大きく分けると精油精油でないものに分けられます。

精油:植物から抽出された100%天然のアロマオイル

精油でないもの:「フレグランスオイル」や「ポプリオイル」と呼ばれるもの。合成香料が混ざっていたりエタノールで希釈されています。

植物からアロマオイルを抽出するにはかなりの労力が必要なので、植物の成分がほぼ入っていないものは価格が安い傾向があります。

目安としては、5~10mL程のアロマオイルで100~500円代の場合は精油か否かを確認すると良いと思います。

hana

精油でないものはアロマテラピーでは使えません!アロマテラピーで楽しみたい方は100%天然の精油を選びましょう。

精油の見分け方としては、以下のポイントを抑えているアロマオイルを選べば大丈夫です。

  • 精油またはエッセンシャルオイルと表記されている
  • 精油名、学名、原産地が書かれている
  • 茶色や青色などの遮光瓶に入っている
  • 輸出元や製造元が書かれている
  • 取扱説明書が添付されている

本物のアロマオイルでも様々なコストカットをすることで価格を下げているものもありますので、ぜひ表示をよく確認して購入しましょう。

なごみアロマは驚くほど安いのに本物の精油なのでおすすめです!

なごみアロマの品質はいいの?実際に使ってレビューしてみた今回はアロマテラピー検定1級を取得している私が、実際にNAGOMI AROMA(なごみアロマ)のアロマオイルを使用し、本当に品質がいいのかレビューしたいと思います!...

精油が希少であるか

精油を得るために必要な植物の量は植物の種類によって異なります。

例えば、高級アロマオイルとして有名なローズは精油1㎏得るために、バラの花を3~5t必要といわれていますが、比較的安価なラベンダーなら100~200kg程で抽出ことができます。

その他に原産国の違いや植物そのものの希少性など、価格に影響する要素は様々ですが、希少な精油ほど高価になる傾向があります。

オーガニックであるか

オーガニックのアロマオイルとは、有機栽培で育てられた植物から採取されたオイルのこと。

農薬や化学肥料に頼ることなく栽培された植物を原料としており、より安全性の高いアロマを楽しむことができます。

通常のアロマオイルに使用される植物よりも栽培に手間がかかるため、価格も少し高くなる傾向があります。

日本には明確なオーガニック認証がないため、オーガニックか否かの判別が難しいのですが、海外のオーガニック認証機関の基準をクリアしているアロマオイルも多く販売されています。

メジャーなものですと、ABマークやECOCERT(エコサート)、ヨーロッパ有機認証(EUオーガニック認証があり、認証機関の基準をクリアしているものには認証マークが箱などに記載されています。

ABマーク
ABマーク
ecocert
ECOCERT(エコサート)
ヨーロッパ有機認証,EUオーガニック認証
ヨーロッパ有機認証(EUオーガニック認証)

価格帯別アロマオイル

今回は「生活の木」で販売されている精油10mlの価格を元に価格の評価を行いました。

生活の木:ハーブやアロマなど自然の恵みを活かし、ウェルネス&ウェルビーイングなライフスタイルをお届け (treeoflife.co.jp)

低価格帯(~2500円)

イランイラン/サイプレス/スイートオレンジ/グレープフルーツ/ティートゥリー/ヒノキ/ベチパー/ペパーミント/ベルガモット/ベンゾイン/マジョラム/ユーカリ/ラベンダー/レモン/ローズマリーなど

お手頃価格のアロマオイルには柑橘系やハーブ系が多く、比較的なじみのある植物の傾向があります。

香りも幅広い方に好まれるものが多く、アロマ初心者の方でも使いやすいところが特徴です。

中価格帯(2500~4000円)

クラリセージ/ゼラニウム/ジュニパー/ハッカ/フランキンセンス/マンダリンなど

中価格帯になると抽出部位が球果や樹脂など、葉以外から抽出されたアロマオイルが多くなります。

聞きなじみのない植物も増えますが、スキン・ボディケアで活躍したり、ホルモンバランスを整える作用があるものなど、美容・健康に効果的なアロマがたくさんあります。

低価格帯アロマオイルのオーガニックもこのくらいの価格になることが多いです。

高価格帯(4000円~)

ジャスミン・アブソリュート(25%希釈):約4,180円
柚子:約4,180円
ミルラ:約6,160円
サンダルウッド:約6,380円
カモミール・ローマン:約6,500円
バニラ・アブソリュート(10%希釈):約8,360円
カモミール・ジャーマン:約8,800円
ローズ・アブソリュート:約9,350円
クロモジ:約25,300円
ネロリ:約28,600円
メリッサ:約36,300円
ローズ・オットー:約59,400円

価格の幅がかなり大きくなり、ローズ・オットーは驚きの5万超え!

高価格帯のアロマオイルはどれも植物からほんのわずかしか抽出できない希少価値の高いものになります。

また、ジャスミンやカモミールなど華やかで強い香りものが多く、1滴でも十分香りを楽しめることが特徴です。

ローズ・アブソリュートとローズ・オットーの違い

ローズにはアブソリュートとオットーの2種類がありますが、これは抽出方法の違いにより分けられています。

ローズ・アブソリュート:揮発性有機溶剤抽出法

ローズ・オットー:水蒸気蒸留法

「揮発性有機溶剤抽出法」はジャスミンやバニラなど繊細な香りを得るのに適した方法で、アロマオイルに色がついていることが特徴です。「アブソリュート」と書かれているものはこの方法で抽出されています。

「水蒸気蒸留法」は精油の抽出方法として最も使われる手法で、化学物質を使用しないためピュアな精油を得ることができます。

ローズはたくさんの花からほんのわずかしか採取できないのですが、水蒸気蒸留法の方がより採取量が少ないため、ローズ・オットーの方が高価になります。

おわりに

今回はアロマオイルの値段を決めるポイントや価格相場ごとに代表的なアロマオイルを紹介しました。

正しい知識を身につけて、アロマテラピーを一緒に楽しみましょう!

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