フィトテラピー入門

【初心者向け】アロマを安全に使うための注意点を解説

こんにちはhana(@hanalifeblog)です。

今や身近になっているアロマテラピーは、簡単に実践できることも魅力の一つですが、アロマの精油は成分が高濃度なので、使い方に注意が必要なんです。

アロマテラピーを楽しむために、今回は精油を安全に使うために必ず知っておきたい注意点をご紹介します。

基本的な取り扱いの注意点

1.アロマの原液を肌に直接つけてはいけない

アロマの原液は肌への刺激が強いため、皮膚に使用する場合は必ず薄めましょう。

精油を薄める割合は体に使用するアイテムは1%以下、顔に使用するアイテムは0.5%以下が目安です。

アロマオイルの瓶は、1滴が0.05mlになるようにドロッパーが付いているため、30mLのキャリアオイルで作成する場合、体用は6滴以下、顔用は3滴以下のアロマオイルを入れます。

誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、すぐに大量の流水で洗います。赤み、刺激、発疹など皮膚に異常がみられた場合は、医師の診察を受けてください。

アロマで肌トラブルが起こった!肌に使用する際の注意点と対処法 こんにちはhana(@hanalifeblog)です。 アロマテラピーが身近になり、多くの方が様々な方法でアロマを楽しんでいます...

精油を飲用することもNG!

アロマの殺菌効果を利用し、水で精油を希釈して飲用したり、うがいに活用する方法を目にすることがありますが、安全性を考慮すると精油を口に入れることはおすすめしません。

個人的には、ハーブティーやハーブチンキ(アルコールやグリセリンなどに漬け、ハーブの薬効成分を抽出したもの)でも植物の効能を取り入れることができますし、安全性が高いのでおすすめです。

2.火気に注意する

精油は揮発性の油なので、キッチンなど火がある場所での保管は引火の危険性があるので注意が必要です。

精油の劣化を防ぐ意味でも、火元からは離れた場所で保管するようにしましょう。

3.子どもやペットの誤飲・誤使用に注意

お家に小さなお子さんやペットがいる場合は、精油を誤飲してしまったり、精油の原液を触ってしまう可能性があるため、必ず手の届かない場所に保管しましょう。

こんな時は精油の使い方に注意が必要!

妊婦・授乳中や持病がある時

妊娠中や授乳中の人、持病のある人は精油の使用に注意する必要があります。

現在医師の治療を受けている方は、アロマテラピーを始める前に医師や専門家に相談しましょう。

妊娠中のアロマテラピーを安全に楽しむ目安は以下の通りです。

芳香浴アロママッサージアロマバス
妊娠1~6ヶ月
および分娩前後
××
妊娠6~10ヶ月
および産後授乳期間中
△希釈率0.5%以下で使用△全身浴3滴以下、部分浴1滴以下

子どもやお年寄りの方

子供やお年寄りの方も通常の濃度だとアロマオイルの作用が強い場合があるので、薄めて使用しましょう。

薄める目安は以下の通りです。

芳香浴アロママッサージアロマバス
0~3歳未満△通常の半分以下××
3~18歳未満△通常の半分以下△希釈率0.3%以下△全身浴1滴以下、部分浴1滴以下

また、妊婦さんや子供、お年寄りの方にも使用可能なアロマオイルがあり、こちらを選ぶと良いと思います。

使用可能なアロマオイル

イランイラン、スイートオレンジ、カモミール、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、ジュニパーベリー、ジンジャー、ゼラニウム、ティートリー、ネロリ、パチュリ、ハッカ、パルマローザ、フランキンセンス、ベルガモット、スイートマジョラム、ラベンダー、レモン、ローズマリー など

光毒性、皮膚刺激のあるアロマには注意

アロマオイルの中には「光毒性」「皮膚刺激」といった、使い方に注意が必要なものがあります。

光毒性とは

肌についた状態で日光などの紫外線に当たると、成分が反応し皮膚に炎症や色素沈着を起こすこと。

例え濃度を薄くしていても、光毒性のあるアロマオイルは肌に塗った後に紫外線に当たることは控えましょう。

光毒性のあるアロマオイルを使う場合は、日光にあたる部分に使うのは避けるあるいは、光毒性をもつ成分を除去した「ペルガプテンフリーやフロクマリンフリー」を使用しましょう。

光毒性のあるアロマオイルは柑橘の皮から圧搾法と呼ばれる方法で抽出されたものに多いのが特徴です。

光毒性をもつアロマ

グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、ライム、アンジェリカルート など

※スイートオレンジは光毒性がありません。レモンやグレープフルーツでも、水蒸気蒸留法で抽出したアロマオイルには光毒性の心配はありません。              

皮膚刺激とは

皮膚表面からアロマオイルが浸透したときに、皮膚組織や末梢血管を刺激し、炎症や紅斑、かゆみなどを起こすこと。

これらのアロマオイルを肌に使う場合は、一般的な希釈濃度よりも低めの濃度(0.5%以下)に希釈することを心がけましょう。

皮膚刺激のあるアロマオイル

イランイラン、ジャスミン、ティートリー、ブラックペッパー、ペパーミント、メリッサ、ユーカリ、グレープフルーツ、レモン など

まとめ

今回は精油を安全に使うために必ず知っておきたい注意点をご紹介しました。

アロマテラピーを始めるうえで欠かせない知識なので、是非しっかりと覚えていただき、安全にアロマテラピーを楽しんでください!

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